藤井風さんというアーティスト

もうね、今最も注目している人です。


 


このお方。
かっこよくて、背が高くて、英語が話せて、ピアノがクソうまくて、歌もクソうまいっていう

完全に天に二物を与えられたような人。
さぞかし楽しい毎日を過ごしてるんだろうなあ。おい。
って言いたくなる。

でも、
この人の最大の魅力は

”そんな二物は全く意味ない”

って聞こえて来そうな彼の世界観なのです。

私が初めて聞いたのは

もええわという曲 






最初は

なんやねん、それ

とか思ってたけど
きいてみるとあっという間に引き込まれました。
彼の曲は歌詞がすごい入ってくる。
私はあまり歌詞は聴かないけど、すごい入ってくる。


そして一体あんた何歳!?と突っ込みたくなるような世界観なのです。
もう最近になってようやく中年の私が思ってるようなことを
若いこの人が思っているのかと思うと

さとり世代

の代表かと思いました(笑

その世界観を言葉にするなら
執着、生きてる意味、与え与えられること
とかそう言ったことでしょうか。

全てを捨てよう
何も持っていけいないでしょ?
ものすごく潔く、綺麗?神々しいとでもいうんでしょうか。

おいおい、そんなにさとりきって大丈夫かよ。

「優しさ」という曲は
まあ、いかに相手の優しさを表現するかということなんでしょうけど

震えましたよ

”温もりに触れたとき私は冷たくて
優しさに触れたとき私は小さくて”

”優しさに触れるたび私は恥ずかしい”


ものすごく単純なような歌詞なんですけど
いや、全然単純じゃないんです。
すごいですよね、これ。
優しさを与えられる中で、自分をそこに映し出すというか。



私が今大好きな曲は
「帰ろう」

という曲です。

出だしのメロも最高、曲の展開も最高
そして歌詞も最高。
全て最高。

メロは少し切なさを帯びながらも軽やか。
別れというすごく辛い心境を自然の中に溶け込ませて
やはり執着を捨てよう、ってことなんでしょうけど
もう泣きまくりですよ。

”わたしのいない世界を上から眺めてみても
何一つ変わらず回るから
少し背中が軽くなった”

えっと、
もうどうしましょう。
このセクシーな諦めのような心境はどこからくるの?
どんな教育をうけたら
環境で育ったらそういう風に思えるの!?

そう、この人はセクシーなのよ。
見た目も声も、ピアノ、話し方
歌詞も何もかも。

この人の曲を聴いてると
男も女も皆一緒で、みんな生きて死ぬんだなって
当たり前のことを思い出して
かと言って不思議と嫌な感じではないのですよ。

もうほんとう、みんなに聴いてほしい。

ニューアルバムですよ〜〜〜!

HELP EVER HURT NEVER (初回盤 2CD) [ 藤井 風 ]
HELP EVER HURT NEVER (初回盤 2CD) [ 藤井 風 ]