辛い試練に意味を持たせる

すごく辛い時に私がよくやるのは

その辛い出来事に意味を持たせるということ。

「きっとこの出来事には学ぶべきことがある」

そう考えることにする。
もう私も中年になりましたが、事実
これまでの辛い出来事には意味があり
発見があり
今の私を形成しているわけで
少なくとも自分で選択してきた全てに後悔はないし
今が一番幸せだと思えます。


最初に付き合った彼女は
本当に私の人生を変えた人でした。
それは必ずしも前向きな意味ではありません。
厳密には別れた後に私の行動を大きく変えた。

それはその恋愛を通して私は自分の愚かさを痛感したからです。
それは私がレズとか結婚できないとかいう範囲ではなく
もしも私が男だったとしてもうまく行かなかったと言い切れるくらい
私が未熟だったから。

そして、失恋の時点で私はそれに気がつきました。

「このままでは誰と付き合っても幸せになれない」

そう思いました。
それは相手のへの依存が強すぎる自分を発見してしまったから。

その後6年くらいはまともな恋愛がなかったし
とにかく忙しく過ごしていました。

転職、大学院

自分の苦手な分野を克服するために
その分野の仕事もした。

大学院も卒業した頃
私は随分と変わっていました。
これが初めての彼女との恋愛の意味だったと思います。
自分というものを愛するための大事なプロセス。


自分にある程度自信が持てるようになって
また好きな人に出会いました。

私は恋愛には奥手ですが
なぜかその人に限って
その人はノンケであったにも関わらず
めちゃくちゃ積極的にプッシュしていました。
付き合うことができて、本当に大好きでした。
彼女もまた私と良く向き合ってくれました。

相性が良かったわけではなかったかもしれないけど、話がとにかくできたし 
ただならぬ縁も感じた。
初めてあった時から初めてあった感じがしなくて
なんか知ってるような気がして
妙な親近感もあった。
最終的には家族のようになって
恋愛要素ほぼなかったけどそれはそれで、愛おしかった。
そんな彼女がやはり子供が欲しいといった時、本当に自分の性別を恨んだ。

結婚した彼女が不幸になればいいのにと思ったりして
そんな自分をまた責めて

でも、彼女の子供に初めてあった時
す〜〜〜〜〜〜っと汚い心が洗われて
本当の意味で彼女の幸せを心から願うことができるようになりました。
そして自分も許された気がしました。
きっと彼女との恋愛の意味は、「家族」がテーマだったような気がします。
いまだに交流はあります。
お互いにお互いを強く意識しているわけではないけど
繋がっていると思うととても安心します。
それはまるで、親子というか姉妹というか
愛はある、でも、依存や嫉妬やそういったものはない。
でも、正直でいられる。
そういった感覚です。
それもまた大きな学びでありました。

そこから色々な恋愛があって
でも、本気で好き人にもなれず
良くも悪く仙人のようになって
 
中年にさしかかって
「あ〜もうこれまでのように人を好きになることはないんだ」

と少し安心したような気持ちにもなって。

でも、人生はさっぱり面白くない。

家族も夢も希望も何もない。
 
良く言えば現状に満足しきってる感じ?
でも、幸せ?と聞かれると
疑問だったりして。

なんか空白の数年間。

に現れた、強烈なキャラ。
もうラスボス並のパワーを持っている最強キャラが登場しました(笑

それが今の彼女。

そして今回の恋愛の意味。
今思い当たるだけでも
・理屈抜きに人を愛すること
・理屈抜きに自分の感情に正直になること
・無償の愛
・人々を広く受け入れる心
・自分のやりたいことをやる、自分をもっともっと愛すること
・広く世界を知ること

あ〜山のように私の課題はあるのだと思い知る恋愛。
多分これは大恋愛です。
この中でもうすでに克服したものもあるしできてないものもある。
できそうな気がしないものもある(笑
無償の愛とかね。
もう絶対無理、とか思ってしまう。

そして悲しきかなそれを克服するために苦しい思いをしないと気がつけないということ。
自分が辛くて仕方ない時に重要なことに気がつくんです、私の場合(笑
だから総じてこの恋、苦しいです。

でも、それもこれも
彼女のことが好きだからこそ気がつけること。
それがなくなったとしたら、残念ながら学びは終わってしまう。
・・・・しばらくは無くなりそうにありません。
 
綺麗事を言うなら、彼女はそこにいるだけで良くて
それはなぜかと言うと
私が彼女を愛おしく思っていて
だからこそ多くの学びがあるからだと思うんです。

それがこの恋愛の意味。
そう思って楽しい自分を作り上げていく。

幸せは自分の中にある。
幸せを感じる力は自分の中にしかない。