ソウルメイト

私が今までにすごく近しく感じている男性が一人います。
彼に対する感情は恋愛ではなく
ソウルメイト。
 
出会いはよく覚えています。
出会った当初、仕事でめちゃくちゃ苦しんだいた私の前に現れた彼は
そこから２年間にわたり、私を救い上げてくれました。
 
私は彼を救うことはできていなかったかもしれないけど
彼もまた私をソウルメイトだと言ってくれています。

二人の会話は実にスピリチュアル的な部分も含んでいて
話が尽きず、周りからはまるで不倫かのような扱いでした（笑
あ、彼は既婚者です。
私はレズなので、彼との不倫はありえないし
彼も私への恋愛感情がないことはよく分かっていました。

くだらないこと、面白いこと
辛いことを共に成し遂げた２年間。
気も使わない。
私が退職して久々に会ってもそんな感じもしない。
なんだか近い存在。

そんな彼に私の恋愛事情を初めて打ち明けました。




もう、やはり最高なんです。
彼は昔と変わらず私をすくい上げてくれる人。

レズであることは初めて打ち明けましたが
それも、何もなかったように受け入れてくれました。

「同じ部署で出会った大好きな後輩が唯一無二で
今は別れて苦しんでいる
人生で初めてな経験が多すぎて辛い。」
という話をしたら

「同じ職場で見つかるなんてすごいですね。
僕なんて嫁に一回も唯一無二を感じたことなんでないです。
今までも感じたことないです。
生きてる感じがして羨ましいです。
彼女が唯一無二ならきっとまた繋がりますから。
お初を楽しんでください。
ひっとさんでしか味わえない感情なんだから。」

なんて、言うんです。（笑）
もうこのやろー
最高かよ。

神かと思いました。

私は退職してからこの人に会うのが仕事上年に１回になっていて
今年もそのはずだったのですが
コロナのせいで会う予定がなくなり
彼女との別れを決めて
鬱々としていたけど、ふと思い出したんです。
彼が昔、よく言っていた

「僕たちソウルメイトですね」

っていう言葉。

そしてメールをしました。
きっと彼なら私のこの状況を理解してくれるんじゃないかと。

だから、コロナで楽しみをどんどん奪われ
鬱々としたせいで、突発的に彼女に別れを切り出したのかもしれない
と多少後悔したこともありましたが
コロナのおかげで私は自分と向き合う覚悟もできたし
ソウルメイトの彼にも打ち明けられたし
救ってもらえたし

不幸中の幸いというか
今だからこそできたことなのかもしれません。

ありがとう、ソウルメイト。 




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