別れ

大好きな彼女。
別れを告げました。
とはいえ同じ職場なので完全に会わないのは無理なんですけどね。
恋愛的な関係を解消した、
という方が正しいかもしれません。 

それは、一重に私の問題です。
結局は嫉妬、独占欲に負けました。

かといってやはり彼女に離婚を求めているわけでもないのです。
これは無理をしている部分は多少ありますけど
本心でもあって。
そもそも彼女への気持ちは長い間 ”無”に近かったし
なんなら遠い昔は少し嫌悪感みたいなものもあったし
仲良くなってからだって恋愛というよりは愛おしさ。
独占したいという類のものではなく
困ってたら助けたいというようなもっと慈悲的なもので
自分の家族的に思っていました。

なのに、恋愛感情を持った途端に自分の中の抑えきれない感情(嫉妬)が膨らんで
それは恋愛感情なんだと思い、体の関係を持ってからはさらにひどくなり
楽しい時間を共に過ごすほどにまた膨らんで
でも、私は格好つけなのでそれを素直に表現しきれず
自分の中の葛藤が強くなり、もう耐えきれなくなった感じです。

体の関係がなくて、純粋に彼女の幸せを願ってた時期もあっただけに
自分の中の気持ちの変化も衝撃的で
人を愛することがだいぶできるようになってきたと思ってたのに全然できなくて

そしてそれは自分のことを愛しきれていないのだと今は思っています。
彼女のことは今日も大好き。
きっと明日も大好き。

でも、汚い感情はまだ出てくると思う。
それは思い通りにならない現状にイラついているから。
自分に満足してないから。

過去のブログに私の嫌いな同僚男性Aの話をしました。




この嫉妬もやはり彼がどうというより
私が自分に自信がないからこその嫉妬というか
なんとなく楽しそうに自分の道を歩んでいる彼に対して
何か劣等感みたいなものがあったりするのかもしれません。
彼を非難する気持ちも自分の固定観念が生み出しているものだと思います。
それほどに、自分には理解できない世界が彼にはあって
だからすごく気になるし、非難しながらもどこか羨ましい?
みたいなこともあるのかもしれない。
やはりすごく苦手なのには変わりないのですが・・・
なんというか、とんだ筋違いなような気もしてきてるんです。


でも、彼女と深い仲になってから
私はこれまで嫌いだった何人かの人を好きになったりもしています。
「あの人、うるさいし、細かい」
「あの人、距離近いしうざい」
「あの人、無礼で嫌い」

なんて思ってた人を許せるようになったんです。
(偉そうな言い方になってしまっていますが)

それは、彼女を通して、実はすごく苦しい心境からそう思うようになりました。

自分にとっての職場のありがたみ
同僚のありがたみ
みんな不器用だけど一生懸命仕事していて
今まで私にかけがえのない場所を与えてくれていたんだなあ
と、気がついたんです。
すると、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

だからそれを与えてくれた彼女にもすごく感謝しています。
ましてやこんなに他人のことを愛おしいと思った経験もなく
こんなに強い嫉妬心に向き合うこともなく
こんなに自分の人生を取り戻したいと強く願ったこともなく

別れを決めて、とてつもなく悲しいのに
どん底ではないというか
希望すら感じるというか
自分の人生楽しまないと!みたいな気持ちにもなっているんです。
そらね、悲しいよ。

めちゃくちゃ悲しいです。
泣きまくって、きっとこれからしばらく泣きまくるんでしょうけど
それでも、どん底ではない。
それは、こうでもしないと自分は自分の人生をちゃんと動かせないことがわかってるし
その機会を彼女がくれたからだと思います。

私の今回の成長は
自分からこの関係を手放せたこと。
割と性欲強めな私がよくもこんな魅力的な性的関係を解消できたものだと
自分であっぱれです。
昔の私には考えられないこと。

イチャイチャしたいもん。
彼女もきっとそう。

でも、彼女との関係をイチャイチャしたい欲がために
本質的なところを見失っているのも事実。 
それがいかにも真実みたいになって
恋愛要素に偏りすぎて、お互いに縛りあったり
そんな発言をしたり
恋愛ごっこみたいにも感じてた。

だから手放すことを決めた。
そして自分のやりたいこと
ちゃんとやっていきます。