元カノはやはり特別

もう大好きな彼女と別れ数年が経ちました


彼女は結婚し、子供もいて


私は一時苦しかったけど
今は彼女のことを心から応援できるし
家族の少ない私にとっては姉妹のようでもあり
とても大事な存在

彼女はドライな人で
そこが大好きで
でもそこが寂しかったりして

でも、やはりそこが好きです

私はドライではないので(笑

ドライで自信のある人です


でも、そんな彼女が先日電話してきて
泣いていました


簡単にいうと
どうしても欲しかった大切なものを失ったことに対して
ひどく落ち込んでいて
正直そんなに乱れた彼女は初めてでした

そして気がつきました

本当に心の底から、自分にとって大事なものを失うと
人は人らしくなれるのだと


彼女のドライさは好きでしたが
反面、飄々としすぎているというか

私は自分にとっての大事なものを失う覚悟
もしくは本当に欲しいものが手に入らない覚悟もできているんですが

彼女は幼い頃から色々なものが手に入り
どうにか上手いこと生きてきて

心から傷つくことや
他人を過剰に好きになること

そんなことがなかったんだろうと・・・・


彼女自身もまたそのことに気がついていました



そうか、人生ってだからこういう風になっているのだと思ったんです

うまく言えないけど
皆一緒だと

私は同性愛者である自分を何度も恨み
すぐに死にたいと考え
人を羨み、泣いて、落ち込んで、ふさぎこんで

そんな青春時代だったけど
その分打たれ強いし(訓練して着た分)
もう逆に楽っていうか


でも、彼女にとってそんな感情の乱れは初めてだったんですって

内容はなんでもいい

その人にとって本当に大事なものが失われる出来事というのは
誰にでも起こってしまう
 

だから今はひどく辛いと思うんだけど
彼女にとってそれは必要な出来事だったんだろうと思います


逆にいうと私には起こりえないことだし
起こる必要もなくて

きっとそれは私は気がついていて
彼女は気がついていないことがあったのかもしれない


もちろん逆に私が気づいていないこともあるはず

だから気がつくために
また何かが起こるのだろうと思います


なんかめんどくせえなあ(笑
人生


でも、そんな弱みを見せてくれたこと
不謹慎だけど
嬉しかったです