二人の世界に閉じこもってはいけない

これはいつも思うことなんですけど
どれだけ好き合っていても二人の世界に閉じこもってはいけないということ。

稀に二人の世界で何年間も一緒にいるって人がいるけど
二人の関係性ってのも一人の人間性と同じように
変化していくもので
成長していくもの
だと思うんです。
その成長には、他者が必要なこともあると思うんです。

そして、二人きりだと息詰まること
二人が近過ぎて見えないことを
周りが助けてくれるってことは多いと思います。

相談をすれば解決するわけではないけど
相談する相手がいたり
愚痴をこぼせる関係ってとても大事だと思います。

同性愛ってまだまだ社会的には特殊だから簡単に人に話せるものではない。
だから、人には話せなかったとしても
例えば、オープンにできる空間や友人
それがいるだけでも随分違うと思います。

特に、ノンケさんの場合。
私たちレズは長年それでやってきてるから自分たちの世界があって
ある程度笑える感じにできるっていうか
お互い支えあってるようなところがあるけど
ノンケさんはそのつもりで生きてなかったわけで。

マイノリティな恋愛に飛び込んできたとしても孤独なんですよ。
孤独って辛いですよ。

前の彼女はやはりノンケさんでこのブログにも何回か出てきていますが
外への関わりを嫌いました。
2丁目とかに行くのはもってのほか
セクマイの世界に入ろうなんて気はさらさらなかったように思います。
やはり悲しかった。
でも、彼女のことを好きだったし、お互いの家族とも一応は交流があったので
(相手の親にカムはしてませんでしたが)
まあ、それもアリかと思っていたけど
今になって思うのは、外との繋がりが欲しかったということです。
 
今の彼女は、まあ、結婚していますが。。。
それでも私のコミュニティに参加してくれる子です。
これは恋愛関係になる前からの話で
きっと彼女は誰に会わせてもうまくやってくれるだろうという安心がありました。
そして、誘えば彼女も嫌がらずに参加してくれた。

先日私のことをいつも応援してくれる
大事なセクマイフレンドとの飲みの場に 
ダメ元で彼女を誘ってみたら、来てくれました。
このセクマイフレンドには彼女に片思いしてた頃からずっと聞いてもらっていて
それも彼女に話した上で、それでも来たいと言って来てくれました。

嬉しかった。
外交的な彼女。
だからこそ嫉妬もすることも多いけど
だからこそ、大好きなんです。

こうして少しずつ私の世界を彼女に知ってもらう。
なかなか勇気のいることですけど
でも、私の長年の希望であったわけで、本当に嬉しかった。
終わったあと

「ああやって、ひっとさんのことを全部きいてくれる人がいてくれて本当に感謝。」

と彼女が言ってくれて
ああ、そういう風に心配もしてくれるんだなあ、と思いました。
 
友人には申し訳ないことに随分気を使わせたけど
きっと、彼女にとっては私との関係をオープンにできたことに意義があるんじゃないかと信じています。
ここは友人に感謝して恩返しでもしようと思います。

あとは、逆に彼女の世界に入れたらいいけど
これはきっともっと難解なんでしょうね。
多分不可能に近いというか、、、
そのうちそんな日が来ればいいけどね。