抱きたい美女は結婚

またまた失恋というか
失ったというか

何故だろう

彼女は猛烈に抱きたいタイプの人で
かと言って猛烈に好きかと言われたらそうでもない

一般的に色気がある系ではないとは思うんだけど

何故かとても抱きたかったし
何故かいつか抱けるような気がしていた

それも幻想だったというか
逃した魚は大きいと言うか

一概に私の勘違いではなかったと思う
だがしかし私たち・・・・タイミングが合わない

私、これだけこう言うことで後悔したのは初めてかもしれない

ああすればよかった
こうすればよかった

という類の後悔ではなく


あの夜、勇気を出して抱けばよかった

そう、そういう夜が確かにありました
今願いが一つ叶うならあの夜に戻してほしいくらい(笑

そんな彼女が結婚し
この前久々に会ったら
ん〜なんか老けた?(失礼)

でもね、私彼女と色々なお話をして気がついた

彼女にとっていわゆるそういう行為って
ただ欲を満たすような大したことではなくて

私にとってそういう行為は
もっと重いものであった(少なくともその時は)

ここの相違

そしてもう一つ
私みたいにそんな風にその行為を大切に思っている人って
意外に少ない

え、そうなの!?

彼女は言いました

「旦那とは結婚したけど、結局妻としての覚悟はできていないんだと思います。
 一緒にいてこの人のために色々やってあげたいとも思わないし
 合わないんでしょうね・・・。」



 え、そうなの!?パート2


ち、ちょっとよく分からないんですけど
まだ新婚さんやん、だって

私は訊きました

「その”合わない”っていうのは
他にもっと合う人がいるに違いないと思いながらの”合わない”なの?
それとも
まあ、誰と結婚してもこんなもんだろう、と思いながらの合わないなの?」


彼女は答えました

「後者ですね」



そうかあ、そんなに合わないと思いながらでも結婚できるんだ
新境地

私みたいに合う人を必死に探してる旅なんて
彼女は全然してなくて
もちろん旦那さんのことは好きなんだろうけど
まあ、あわなくても一緒にはいられる
っていう、私からしたら比較的 ”軽いノリ”


でも、そんな人多いのかもなあ

私はそんな人と一緒にいることすら苦痛で

何故かって考えたら
家族構成とかかなあ、と思いました

私は母と二人
他に家族がいません
愛称は多分悪い(笑
だから、私は家を出て適度な距離を保っていて

でも、大好きだし
高齢になってきたから一緒にもう一回住むことも考えている

とにかく一人の家族と向き合い
相手のことを深く考えてきました


彼女は5人家族

そして割とドライです(笑

家族が5人もいたら
もっと合わない人
話もほとんどしない人
大好きな人

とか色々いるわけで
それでも彼女にとっては家族で一緒に過ごしてきた

だから合わないでも一緒にいることが結構自然なのかなあ

両親の関係性にもよるかもしれませんね

うちの場合は母が父を大好きでそればかり聞かされていましたから

ああ、本当に愛する人と巡り会えるんだ

とロマンチックな期待をしてしまうけど
彼女の場合はまた違った親同士の関係があるのかもしれません


長くなりましたが
彼女に教えてもらったことは多く
一回りも下なのに
ある意味しっかりしているというか
悟っているというか

私が男なら間違いなく結婚したい人だったと思うし
もちろん、抱きたい存在だったと思うけど
きっと今世では縁がなかったんでしょうね

残念


でも、その時はそれしかできなかったし
自分を責めるのはやめて
次同じようなチャンスが来たら
後悔しないように
もう少し軽めにトライしたいです