添い寝

昨夜は好きなこと添い寝でした。
もう何回目だろう。
でもよく眠れました。
最近は精神的にも落ち着いていてムラムラは低め。
低いだけでなくなりはしない。
でも、それで眠れないということもない。

寝入りの時に彼女は

「辛いことありますか?」

と聞いてきた。
これ系の質問は私たちの間ではよくあることで、

”今生きてる中での辛いこと、私に吐き出してみなよ”

的な優しさでの質問。
別に彼女が実は辛いことがあって聞いてほしいわけでもなく
実際に聞いてみたところで本当に彼女には辛いことはない。
彼女は強く、弱みを見せない、というか見せたくないらしい。

だから話は戻るけど、私の辛いことを純粋に聞いてくれただけなのだ。
私には悩みはない。
厳密にいうと自分のセクシュアリティ以外の悩みはない。
親の介護問題などは心配だが、現在辛いわけでもない。

仕事においても精神的に苦痛な場面もあるっちゃああるが
むしろ他人より鈍い方だと思う。
残業もほとんどしないし、心底真剣に仕事には向かい合っていないし
何より体調を全然壊さない(笑

だから私の辛いことは1つしかない。
恋愛しかない。
それでも、この年になってきたら

”自分の恋愛も人生の単なる一部にしか過ぎない”

とも思えるのだが、まだ、恋愛は楽しく私にとっては大事なもので
愛情だって与えたいし、与えられたいし
本当は結婚もしたい、子供も欲しい
好きな人と人生を生きて生きたい。
それが現時点で叶わないのが辛い。

ノンケの彼女には言えない。
言ったと同時に告白になってしまいそうで
上手く言っても
隠し通せる自信もない。

例えば
「好きな人と結ばれないことかな」

きついよね

「前に付き合ってた人がいて大好きだったんだけど、一緒に生きていけなかったんだ」

これもきつい(笑

「結婚できないことかな」

なし。一回りも年下の相手に気を遣わせてしまう。

とにかく私の心情をうっすらでも
表現できる言葉が見つからなかった。

だから

「みんな悩みってあるのかな。どう?辛いことある?」

ざ・聞き返し作戦。
返答はわかっているのに。案の定彼女に辛いことなんてないのだ。
そして考えて考えて・・・・言った。

「自分がうじうじ考えることが嫌かな〜。辛いことではないけど嫌なところ。」

私の中ではこれが精一杯。
当然ウジウジ考えるのは彼女のこと。
でも、遠回し過ぎておそらく彼女はそんな風には思っていない。

「でも、みんなそうじゃないですか?」

と励ましてくれる。
ありがとう。


せめて彼女を好きな自分を責めるのだけはやめようと思う。
彼女への後ろめたさを感じるのもやめよう。

もう少し時間が経てば、言えそうな気もする。
告白とまでは言わずとも
何か踏み出せる気もする。