ドラマ IS を見て

随分古いドラマでしたが、アマゾンプライムに加入したら
ドラマ「IS〜男でも女でもない性」を見ることができた。
めっちゃ泣いた。

ISというものを私は知らなかったけど
主人公ハル(福田沙紀さん)の心情が、カブりすぎて苦しかった。
私はレズビアンというまた違う性だけど
未だによく考えていることもよく出てきた。

例えば、
誰かと仲良くなるほどにその人を騙しているような気がして苦しくなる

っていうところとか
美和子ちゃん(剛力彩芽さん)の心情もよく分かった。
うちの母はあそこまで強烈ではないけど
っていうかもっと私を受け入れてくれたけど
それでも未だに垣根を感じる。
本当の自分を母は愛してくれていないと感じる気持ち。
よくわかる。

そう、本当の私をきっと受け入れてくれる人は少ない。
それでも受け入れて愛してくれた人もいたから
なんとかここまで生きてこれたようなものだ。

皆に受け入れられるなんて思ってもない、期待もしていない。
だから、大切な人だけに分かってもらえたらいい。

って思ってた。
でも、ドラマを見終わった今
少し違った気持ちが芽生えている。

ハルは結局隠さずに堂々とカムする道を選んだわけで
それによってかなりひどい目に逢うけど
そして流石に私にそんな勇気はとてもないけど

ほとんどカムもせずに生きている私は
割と長い時間自分を責めている。
30代後半になった未だにだ。

格好の悪いことに同性愛者であることを言い訳にしている部分もある。
気分が落ち込むこと、不安定になること
幸せじゃないこと
いろいろなことを同性愛の性にしてる。
これでいいのだろうか。

理屈では分かっている。
そして調子の良い時や恋人がいるときは
気持ちは明るい。
自分に自信が持てる。

でも、支えがいないとき
とてつもなく落ち込む。

最近はひどいもので毎日自然に命尽きることを望んでいる。

結局私は自分を受け入れられていない。
自分を差別している。

さらっと、
「わたし、女の子好きだから」

って言えたら
きっと言える人って自分の事許せてるんじゃないかって思う。
確かに、世の中は甘くないから差別はされるだろう。

でも、自分はそれでも愛されるという自信があれば
自分が自分を愛せてたら
普通にさらっと言えるんじゃないかって。
ふと思った。

最近は歳も歳で
結婚の話をよくされる


周りの同僚は皆家族を築いている

私は結婚もしたい、子供も欲しい
でも、できない。
できない理由なんて言えない。

やる気がないということにしておくしかない。
もうこの時点でみんなを騙している。
今までは騙されている周りを心の中で笑うことにして楽しんでいた。
そうでもしないと自分の中で処理できなかった。

でも、最近はそれも虚しい。

私の本当の気持ち。

誰からも愛されている自信がない。
母親は受け入れてくれている。
カムをするチャンスをくれた母には感謝している。
彼女だから私はカムできた。

でも、なぜかな
母を思うと苦しい

こんな自分であることが苦しい


そしてこれまでの恋人
ノンケを好きになっている自分が悪いのは分かってる。
でも、そうは言っても
ノンケでもずっとずっと愛してくれる人を私は多分待ってしまっている。
絶対に裏切らない人。男のところへ帰らない人。
男女でも難しいのにね(笑

愛されるより愛したいよ
そうでないと一緒にいられないし
でも、愛しても欲しい。

叶わないのかな。
こんなこと。
結局私の自信は、愛に関する自信は
愛されることに委ねられている。

親以外の人にそれでも愛される自信がない。

みんな自分の元から離れていく気がしてしまう。
人のことを信用できない。
自分の気持ちも信用できない。

美しい愛を求め
それは不可能で
なんだか落ち込む

アホやな(笑