泣ける夜もある

乱されている。
そうだ、恋ってこんな感じだった。

相手が異常にキラキラしている。
それは自分のバランスが崩れるくらい
・・・キラキラしている。
四六時中頭から離れない。


もう終わったかと思った恋心。
まだ残ってたのか。

嬉しい、でも嬉しくない。

私がいちばん恐れているものは自分のバランスを崩すこと。
なんて弱いんだろう。

彼女への想いがふくらみ
隠したい、でも知ってほしい
この間を彷徨う。
突然に自分が異常に虚しい存在に思えてくる。
私はその人にとってのロマンにはなれないのか。
一生を共にする伴侶にもなれないのか。
突然そういうふうに思ったりする。

彼女に出会い
本当に好きになってきている。
それはこれまでの恋となんら変わりはないのかもしれない。
でも違うのは自分の気持ち。
彼女を傷つけてはいけないと強く思う。
彼女の周囲の人も傷つけてはいけない。

もっとも彼女はそんな弱虫ではない。
自分に勇気がないだけなのかもしれない。
彼女を失う勇気もないし、自分が傷つく勇気もない。
勢いもない。


これでいい。


きっと正解なんてない、
バロメーターは私の気持ちだけ。