東京「好き」

私は人生で初めて、恋愛に積極的で、しかも生まれて初めて本人に向かって告白をしました。
それも不思議にそんなに緊張をすることもなく、素敵な勘違いの連続で成功するイメージしかありませんでした。

しかし、彼女は流石・・・

ノンケさんでした。


私が出していた多くのシグナルは、単なる友達くらいに受け取られ、私の告白を聞いて彼女はとても驚きました。
彼女にとっては初めての経験。
「自分でもよく分からない」
といわれました。そりゃ、そうだ

「しばらく考えるね」

そう言われ、かすかに期待をしていただけに、めちゃくちゃ告白を後悔しました。
だって同じ職場なんだよ
まあ、でもそれでもいいか。
そんな風にも思いました。
それくらいに彼女のことを好きな自分が嬉しかったのです。


素敵な感情を思い出させてくれてありがとう。


少々強がりが入っていましたが(笑
大方、本気でした。

Eric Benetのこの曲を聴いてあまりに自分にぴったりすぎて泣いたりしていました(笑





とにかく、あまり期待もしていませんでしたが、彼女が引かないでくれたことがとてもありがたかったし。
それでも距離を置かれることもなく遊んだりしていました。

ある日、ついに我慢できなくなった私は、行動してしまいました。
彼女は全てに応じてくれました。

それでも私は彼女が自分のことを好きではないと思っていました。

そんなことを言うと

「私、そんなに馬鹿じゃないよ?」


と怒られました。

「好きだよ。」


と言ってくれたのです。
人生で言われた「好き」の中でこれほどに嬉しかったものがあっただろうか。
私は、生きていて良かったと心から思いました。


ありがたいことに今でも仲良くしてくれています。
残る課題は私がどれだけ彼女を愛することが出来るのか。
それは自分を愛することであり、今を愛することなのだと実感していますが、なかなか思い通りにはならないですね
やはり欲が勝ってしまうことも多い。

でも、昔よりもはるかに自分を責めなくなったし、彼女をそのまま受け入れられる自分を保ててるような気もします。それは自分でもとても嬉しい感じです。これが最後の恋ならどれだけ嬉しいだろう


ここまでが短くも長かった私の恋物語です。
物語は続くのか???